鹿児島県の屋久島沖で米空軍の輸送機CV22オスプレイ(乗員8人)が墜落した事故で、県は2日、米海兵隊からオスプレイ2機が奄美空港(奄美市)を3日まで使うとの届け出があり、受理したと発表した。救難活動などが理由。九州防衛局によると、普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属のMV22オスプレイ2機が午前8時50分ごろ、同空港に着陸した。
使用届は2日午前1時過ぎに空港事務所に提出された。救難活動と人員輸送を目的に滑走路や誘導路、エプロンを使用する。
県は、民間機の使用に支障がないことなどを確認したうえで使用届を受理。九州防衛局に対し、安全に万全を期すること、県民に事故のリスクが及ばないよう陸上を飛行しないことなどを米軍に要請するよう申し入れた。
塩田康一知事は11月30日、国に対し、事故原因が究明され再発防止策が講じられるまではオスプレイの飛行停止を米軍に要請するよう申し入れ、「捜索救助活動であっても人命救助活動上やむを得ない場合に限るなど、慎重に対応していただきたい」と求めていた。
事故直後でのオスプレイの飛…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル